トクホで日本初の取消事案が発生か?

日本サプリメント(株)の特定保健用食品にペプチド茶などがありますが、このうち6商品で有効成分が表示よりも少なかったとして、トクホの許可が取り消されることになりました。特定保健用食品の許可取り消しは日本ではじめてのことらしいです。

ここで「えっ?花王のエコナは?」と思ったのですが、花王の場合は許可取り消しも検討されていたなかで、自主的に許可の失効届を提出して事態の収拾をはかっていたようです。なので、許可取り消しは今回がはじめてのケースにあたります。

いずれにしても、トクホを許可した後、消費者庁の方では特に検査などはしていなかったようで、企業との信頼関係の間で成り立っていた制度かと思います。そのようななか、このような事案が発覚したため、今後は許可したトクホについて一斉検査に乗り出すことになりました。

これは消費者からの信頼が損なわれるとの危機意識からの調査かと思いますが、正直なところ、消費者側にとってはそれほど気にしてないのが実態ではないかと思います。気分的な問題といいますか、何のマークもついてないよりも、トクホマークが付いていた方が安心だからという、ふいんき的な理由によるところが大きいです。

とばっちりを食らったのは他の健康食品会社ですが、一斉調査が開始されるとのことで、近日中にトクホの許可取り消しが多発する可能性も出てきました。

この構図はどこかで見たことあると思ったのですが、三菱自動車の燃費不正問題とよく似ています。燃費の計測についても国交省が企業との信頼関係のなかで成り立っていたものと思いますが、結局、役所は何も検査していなかったということです。

三菱自の不正問題が発覚してから、自主検査という事態になり、スズキでも問題が発覚することになったわけですが、今回も同じようなパターンが出てくる可能性があると感じております。

ただ、三菱自の場合は意図的な偽装も含まれていたのに対し、日本サプリメントの場合はわりと誠実さが感じられる対応だったため、同じ扱いをされても心外だとは思いますが、今回は許可取り消しという事態になったもようです。

今後の調査でトクホの許可取り消し事案が多発する事態に発展していくのか、今後の展開に注目していきたいと思います。
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